ミレーの記録

相棒のフライゴンと共に。

【剣盾S11】コンゴンゴンゴンゴンゴン【最高145位/最終796位】

はじめに

初めまして、またはお久しぶりです。ミレーと申します。

前回の記事、「 フライゴン@スカーフ」を書いてから1年と9か月も経っていたらしいです。時が経つのは早いですね。

今回はランキング上位ポケ達が出禁を食らっているポケモン剣盾シリーズ6、シーズン12の話になります。

とりあえず、使ったPTはこんな感じです。どーん。

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記事タイトルと併せて大体の人が私のやりたかった事に気付くと思いますが、それについては後程。

ちなみに結果としては

最高順位:145位(レート1912)

最終順位:796位(レート1852)

と、私の中では過去最高の成績を残せました。

全体で見るとそこまででもないですが、今期は前期よりデフレしてたし…(実際、s10なら最終3桁はレート1900乗れてた)と自分に言い聞かせてます。まぁ構築記事なんて自己満足ですよ、自己満足。

 

構築ができるまで

前期、鉢巻フライゴンを用いてのサイクル構築を使っていたのですが、全然勝てず。(最高1800位とか)

s11での構築をどうしたものかと悩んでいた所、前期アローラキュウコン+インテレオン&アップリューと言う構築で頑張っていた友人のY君を思い出し、私も壁展開に挑戦してみようと決意。

私はフライゴン使いなので、アローラキュウコン+インテレオン+フライゴンからスタートしました。

友人達と通話をしながら他の面子を考えていた所で「インテレゴンじゃ~ん」と呼び名で盛り上がった辺りから話は可笑しな方向へ。

「キュウ“コン”もいるしインテレコンゴンじゃ~ん」

「受け構築の崩しはパッチラゴンかな…インテレコンゴンゴンじゃ~ん」

「もう全部“ゴン”で埋めない?」

「誰いる?」

「ウオノラゴン、カビゴン、ポリゴンZ、トロッゴン、ヌメルゴン

「この面子なら…この子らかな…」

コンゴンゴンゴンゴンゴン完成

(アロコンによる壁展開が軸なので流石に全部”ゴン”になる事態は避けました。)

 

 コンセプト

壁張って積んで殴って殴って殴る。

構築名も改めて読み上げるとめっちゃ殴ってそうな音しているのでコンセプトとぴったりだと思いました。

 

個体の紹介・解説

キュウコン@光の粘土】

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特性:雪降らし 177(228)-×-97(12)-102(4)-129(68)-169(196)

HD:補正無c252ゲンガーのヘドロウェーブ最高乱数切り耐え(6.3%)

S:最速100族+2

オーロラベールムーンフォース凍える風絶対零度

 ”コン”枠。構築の軸。最初に決めて最後まで最強だった壁張りポケモン。基本的には初手で出しますが相手の構築次第では受け出し、死に出しでも使います。殆どの局面で初手オーロラベールを展開し、後続とのS関係を考えて凍える風、火力ダウン目的のムーンフォース、ここで狩らなきゃいけない時or暇になった時に使う絶対零度を撃っていきます。先発ゲンガーを考慮した耐久調整が本当に偉く、先発で対面しても凍える風→オーロラベールと動く事でゲンガーのSを落としつつ壁を張って離脱、と綺麗な展開が出来ます。

 身代わりを持ったハピナスアシレーヌが大変重く、何度もムーンフォースの枠を吠えるに変えようと思いましたが最後までムーンフォースのまま運用しました。零度当てればなんとかなるし。

 選出率は圧倒的1位。本構築の肝とも言える枠ですし当然ですね。

絶対零度のおかげでキル数も2位くらいには食い込むかもしれない)

フライゴン@命の珠】

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特性:浮遊 159(28)-167(252)-101(4)-×-102(12)-147(212)

S:最速81族+1

逆鱗/地震/ダブルウイング/竜の舞

 ”ゴン”枠その1。いつもの相棒。7世代で散々お世話になった色違いのスピールアさんです。A100で火力が低いと散々言ってますが、A特化に珠も加わると流石に中々の火力を見せてくれます。一致技の逆鱗と地震、A+1ダイジェットでHBモロバレルに確定を取れ、ウーラオスも襷を貫通しつつ良い乱数(75.4%)で倒せるダブルウイング。一致技二つはダイマックスする事でどちらもフライゴンの耐久補助になるのが偉かったです。一時期、ナットレイ憎しで炎のパンチを採用して居ましたがやはりダイジェットが偉い場面は多く、ナットレイポリゴンZカビゴン、パッチラゴン、零度辺りに任せる事にしました。

 壁展開にフライゴンを組み込むのは初めてでした(ぽけっとふぁんくしょんにもそう言った構築は無かったと思います)が、足らない耐久面を補う事でフライゴンが非常に舞い易くなり、思っていた以上に相性の良さを感じられました。火力を優先した為に最速個体では無いので、サザンドラオノノクス、ウーラオスに上を取られてしまいますが壁竜舞ならばそれも許容でき、むしろ火力の高さに助けられる場面が多かったです。

 選出率は5位。上に行けば行くほどに機会が減ってしまったのは私がスピールアを信じ切れて無い事もあるかもしれません。反省。

カビゴン@突撃チョッキ】

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特性:厚い脂肪 235-178(252)-117(252)-×-130-51(4)

のしかかり/岩雪崩/ヒートスタンプ/地割れ

 ”ゴン”枠その2。古き良きABチョッキカビゴンであり、重いと踏んでいたウルガモスアシレーヌ対策枠。ラスト対面を圧倒的な数値で制したり、特殊ダイマエースへの切り返し役として素晴らしい活躍を見せてくれました。特にウルガモスリザードンピンポで採用した岩雪崩は読まれる事も少なく、厚い脂肪チョッキ+壁の圧倒的過ぎる数値で大量のウルガモスを葬りました。他の技はほぼ確定麻痺じゃないかってくらいズルをした一致技ののしかかり、ナットレイモロバレル意識のヒートスタンプ、これまたズルをしまくった地割れで、使い勝手はどれも良かったです。と言うかA特化カビゴンって火力ありますね。フライゴンより高いので当然なのですけど。

 時折ダイマックスを切る事もあり、こちらはこちらで馬鹿みたいな数値で殴り合いに打ち勝ってくれました。壁構築でのカビゴンは呪い型・腹太鼓型が多いらしい事もあって、型の誤認も含めて動かし易かったのかなと思います。

 瞑想ピクシー等、突破し辛かったポケモンに対しては散々地割れを当ててくれたとても良い子でした。

 選出率は4位。

ポリゴンZ@ラムの実】

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特性:適応力 171(84)-×-91(4)-205(252)-96(4)-131(164)

S:準速78族+1

†破壊光線†/悪の波動/†悪巧み††高速移動†

 ”ゴン”枠その3。火力オバケ。正直引いた。最初はトライアタックを採用する予定でしたが大体ダイマックスするだろうと言う事で破壊光線に変更。これが大正解で、頭のおかしい火力で沢山のポケモンを吹き飛ばしてくれました。お洒落なポイントとして悪巧みと高速移動を両採用しており、相手の後続に合わせて速度による制圧か大火力による殲滅かを選べるようになってます。悪巧み高速移動レボルトの超火力バージョンですね。他に欲しい攻撃技もありませんでしたし、選出機会も増え、何より使っていて面白かったのでこちらも正解だったと思います。

 持ち物のラムの実はカビゴン、ゲンガー、モロバレルと言った催眠ポケモン達を起点に出来る事、また10万ボルトや冷凍ビームでの不慮の事故対策として持たせています。ヨプの実が欲しいと感じる場面も何度かありましたが、欠伸カビゴンの処理ルートが他では怪しい事もあり最後までラムの実を手放せませんでした。

選出率は2位。途中から困ったらポリゴンZ、くらいの感覚になってしまって少し信頼し過ぎた気もします。

キルトップは間違いなくこの子。本当にヤバい火力してた。

 ところで私はZと見るとゼータと読みたくなるのですがこの子は最後にZが付いているし、やっている事はどちらかと言うとZZ(ダブルゼータ)。待てよ、そうするとゼータプラスC2型が一番近いか…?(わからない人は機動戦士Zガンダム機動戦士ガンダムZZ、ガンダム・センチネルを観ましょう)

【ウオノラゴン@拘りスカーフ】

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特性:頑丈顎 165-156(252)-121(4)-×-100-127(252)

エラ咬み/逆鱗/サイコファング氷の牙

 “ゴン”枠その4。パッチラゴン環境な事もあって多少マークが薄い気がしたエラがみマシーン。水妖組に気を付ければかなり一貫性が高く、水ウーラオスも普通に確定2発、水妖組に関しても他で半分ちょっとを削れさえすればお構い無しに吹き飛ばしてくれました。役割としてはポリゴンZ、フライゴンダイマックスで暴れた後にラストで登場するスイーパーです。ポリゴンZによるアホみたいな火力のダイアタック連射を受けた後に襲い掛かるコイツは本当に悪夢だったらしく、何度も即降参を頂きました。

 技構成は一致技のエラ咬みと逆鱗、水ウーラオスモロバレルへの最高打点で壁対策(一度しか機会無かったけど!!)のサイコファング。氷の牙は最後に襷ホルードと対面してしまった時に一番勝率が高い技は何か考えた結果の採用です。そこそこ程度にはダイマックスを切る事もあり、Aを下げさせるダイドラグーンと霰で襷を削れるダイアイスにはかなり助けられました。

 キュウコンが先発に投げられない場合に代わりに出す枠筆頭でもありました。時折、ウオノラゴン忘れてない?って選出をされてそのまま3タテしたりします。相手からすると先発はキュウコン対策枠を出すか、ウオノラゴン対策枠を出すかで悩む羽目になりますから相当嫌らしい存在だったんじゃ無いでしょうか。

選出率は3位。カビゴンとウオノラゴンがラスト枠として考えられていたんですけど、やはり速さは正義なのかウオノラゴンの方が出し易かったです。

【パッチラゴン@拘り鉢巻】

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特性:張り切り 165-167(252)-111(4)-×-90-127(252)

電撃嘴/逆鱗/燕返し/炎の牙

 “ゴン”枠その5。ポリゴンZよりヤバいかもしれない超火力の破壊神。元々今期のエース枠として大人気ですが、私は受け構築の対策として採用した為に鉢巻を持たせて更に愉快な火力を出せるようにしてます。HB特化モジャンボを電撃嘴で半分程削り、そのままダイジェットorダイバーンで葬った回数は数知れず。構築単位で重かったアーマーガアやマリルリ等も知った事かって感じの火力でバラバラにしていきました。鉢巻で採用して正解だったと思います。

 一方で、特性の事もあり信用があまりなくシーズンを通して選出を躊躇いがちで、その結果何度かアーマーガアがどうにもならなかったりもしました。ラスト2日くらいで開き直って選出率を上げた所、そこから連勝も増えたのでもっと早くから信頼すべきだったと反省しています。

 パッチラゴンとウオノラゴンを並べるのってマジで嫌ですよね。前者は地面で止めたい、そうすると後者が通る。後者は水で止めたい、そうすると前者が通る。私が昔やられて嫌だった事をやり返すつもりで両採用に踏み切りましたが、実際選出抑制枠として私のイージーウィンに貢献してくれたと思います。

選出率は6位。もっと出しとけば良かった。

 

お気付きでしょうが、ゴン5体は皆、火力に極振りです。

殴る気満々。強引にそうした訳では無いのですが。

 

 選出

  • 基本選出

キュウコンフライゴンorポリゴンZorパッチラゴン+ウオノラゴンorカビゴン

 アタッカーは刺さりそうな奴を適当に。

ウオノラゴン+キュウコン+ポリゴンZorフライゴンorカビゴン

 ウオノラゴン先発。ルガルガンは襷まで削ったらキュウコン引きして霰で落とします。ウオノラゴンミラーは逆鱗かエラ咬みの択ゲー。

  • 対受け構築

パッチラゴン+ポリゴンZ+キュウコンorカビゴン

キュウコンハピナスの身代わりが怖いのでカビゴンの方が出し易かったです。

 

ヤバいポケモン

 先発で来る事が多く、スカーフ水流連打をしてくるパターンとダイジェットダイストリームをしてくるパターンが相当にヤバいです。と言うか先ず格闘技を半減以下に出来る駒が居ない為、壁が切れた状態ではインファイトを連打されるだけで詰みます。またアタッカー5枚中4枚が物理型なので襷カウンターの餌食になり易く、唯一の特殊エースも純粋に対面不利。しんどいです。壁を張った状態でこの環境で格闘の一貫切れて無いとか欠陥構築だと思う。

  • パッチラゴン

 先発でスカーフ電撃嘴を撃たれる場合、裏にフライゴンを控えさせておかないと大変な事になります。また、ダイジェットを積まれた場合の処理ルートがダイマックスを枯らして、こちらもダイマックスして一発耐えて切り返す他に無い為相当にしんどいです。使用率トップへの対処がこの程度ってやはり欠陥構築だと思う。

 ストッパーとして来る襷個体がごく普通に無理です。許すな。終盤に突如解禁されたイバンの実のせいで堪えるイバンじたばた型を超が3つ付く程に警戒しましたが、結局一度も当たりませんでした。

  • ウオノラゴン

 みんなパッチラゴンばかり警戒してるし皆ウオノラゴン対策甘いでしょう?と嘯いてましたが正しくブーメラン。先発にウオノラゴンミラーを作り、逆鱗読みキュウコン引きを決める(逆も可)しかありません。

  • パッチルドン

 誰だお前。冠の雪原配信に伴って解禁された雪かき個体は全くのノーマークだったので終盤は苦労させられました。一応、特化電撃嘴程度ならキュウコンは耐えますが環境には珠持ちしかいませんでした。

 

正直に言うと、ゴンで揃える事に拘らなければもっと対策を取れたでしょうが…あまりに勝てたのでそのまま楽しんでしまった。

 

最後に

 あまりにも悪ふざけで始まったネタPT、しかし火力は十分な面子を優秀な壁張り要員と組ませる事で想像してた以上の順位帯へ駆け上がれてしまいました。これで剣盾の最高成績ですから、凄く真面目に考えてフライゴン入りのサイクルパを組んでいた事が馬鹿らしくなります。ギギギアルとか入ってたって?私は至って真面目でしたが)

 冠雪原の配信日翌日に一気に順位を落とし、そこからスプラトゥーンに逃げガチエリアをやっていた為、最終日は4000位スタートでした。なんとか3桁へ復帰してシーズンを終える事ができましたが、最終週をしっかりと潜り続けていたら最終結果はもう少し良いものになれていたかもしれません。

 とはいえ超火力で殴るだけの構築は潜っていてとにかく楽しく、壁展開の勉強にもなったので来シーズン以降の良い勉強になりました。非常に満足しております。

 

 気になった点、ミスの指摘、更に聞きたい事等ございましたらお気軽にリプなりDMなりここのコメントなりにお願い致します。また、何か書くべき事があったら追記すると思います。

 ここまで長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。